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9:00〜17:00(平日)
『会計・財務 EXPO』ジョルダンブース クロストーク
【小売り・不動産・人材業向け】
人員配置・選定業務プロセスの省力化と通勤経路・金額確認の効率化
ジョルダン株式会社と株式会社ゼンリンデータコムが協力し、業務効率化を目指して新たに開発したソリューション。人員配置や通勤経路の確認など、複雑な業務プロセスを革新する『人員配置マップ』。今回の対談では、このサービスが生まれた背景や、今後の展望について両社のキーパーソンが語り合います。
ジョルダン株式会社営業本部
法人営業部 部長
小川智史
株式会社ゼンリンデータコムパートナー事業本部
パートナー第二事業部 専任部長
黒川健一
「最高の地図」と「最強の経路」の交差点
小川
では、始めましょう。今回ご紹介するサービスは、ジョルダンの経路検索サービス『乗換案内Biz』と、ゼンリンさんの地図APIを組み合わせた『人員配置マップ』です。
トークの流れとしては、まずゼンリンデータコムさんのご紹介、次にジョルダンの製品についての紹介、本題である『人員配置マップ』について、そして今後の展望についてお話しします。よろしくお願いします。
黒川
ご紹介ありがとうございます。ゼンリンデータコムは、ゼンリンの関連会社で2000年に設立され、従業員数は417名です。展開する事業は、コンシューマー事業、パートナー事業、IoT事業、オートモーティブ事業の4つです。

ゼンリンの地図データは約75年前から日本全国の地図を調査・作成しており、お客様のニーズに合わせてウェブサービスやナビゲーションとして提供しています。提供先は地方自治体、法人のお客様、個人向けの3つに分かれており、不動産業界への物件確認サービスの提供や、最近では運送デリバリーや防災地図の問い合わせが増加しています。

弊社を通じてコンテンツプロバイダやパートナーの保有データを各業界に提供しており、それを用いてお客様が求めるサービスを開発できる点が特徴です。ジョルダンさんもその一つです。
小川
ジョルダンとゼンリンデータコムさんとの関係ですが、『いつもNAVI』というサービスで、長年ご提供いただいています。お客様から「ドア to ドア」の緯度経度検索や、鉄道だけでなくバスの検索にも対応してほしいという要望があり、そのフィットする製品がないかとお話をいただきました。

その際にはご採用いただき、ありがとうございます。黒川さん、我々の製品はニーズに応えられていますか?
黒川
はい。お客様から「ドア to ドア」、自宅から勤務先までのルート案内距離や時間を出してほしいという要望が多数寄せられており、ジョルダンさんの豊富なバス情報もありましたので、採用させていただきました。
小川
弊社では、法人向けに公共交通を検索できるサービス『乗換案内Biz』を提供しています。このサービスは、移動や交通に関わる自動経路検索やルート、費用を算出することができます。さまざまな場面で利用されており、例えば旅費交通費の申請・精算や通勤費の算出に役立っています。
本日、ジョルダンのブースで展示している『camille "0"(カミーユゼロ)』という通勤費申請システムにも組み込まれており、アクセス情報案内として観光案内サイトや不動産の施設案内などにも活用されています。
地図上に人を配置しルートを導き出す『人員配置マップ』
小川
今回の本題ですが、ゼンリンデータコム様の『人員配置マップ』について、4月から新しくサービスを提供開始しましたので、黒川さん、ご紹介お願いします。
黒川
このサービスは、地図上に店舗施設と人員情報を可視化し、人員配置業務の負担軽減や最適な判断を可能にするクラウドサービスです。地図にプロットした後、各種条件検索を行い、誰が一番適しているかを選定することができます。

主な顧客としては、ドラッグストアや小売店、マンション管理会社、学習塾、人材派遣紹介業のオペレーターの方々にご利用いただいています。例えば、『人員配置マップ』では、欠員が出ている店舗までの距離や時間を確認ができ、ジョルダン様の「複合ルート検索」サービスを利用しています。
地図上で人とモノ・コトとのマッチングサービスを目指す
黒川
本サービスの効果についてご紹介します。人員配置マップは、募集業務の条件と勤務対象の条件をマッチングさせることができます。
このマッチングにより、双方の条件を満たし、勤務者の長期定着や離職予防、モチベーション向上にも貢献できると考えています。お客様の業務におけるDX推進(デジタライゼーション)の一環として、人員配置選定業務プロセスを効率化し、誰でも簡単に判断できる効果が期待されています。
小川
ありがとうございます。ゼンリンデータコムさんとジョルダンの二人三脚でサービスを展開しています。ゼンリンさんは国内最高品質の地図を提供し、ジョルダンは鉄道やバスのエキスパートです。この2つの強みをさらに活かせる新しいサービスを考えています。

業務系のシステム以外にも、ジョルダンでは「スマートシティモード」という形でローカルエリアの紹介をするサービスをリリースしており、列車のリアルタイム運行情報を経路に反映させることも行っています。
黒川さん、こういったサービスと地図サービスの連携の可能性はどうでしょうか?
黒川
そうですね。「乗換案内」と「地図」は非常に親和性が高く、お客様は列車の乗り換え案内だけでなく地図も確認したいというニーズがあります。今後も相互に協力して新しいサービスを提供できると考えています。
小川
黒川様、本日はどうもありがとうございました。